Well-beingとゴールのバランス設計|ikigaiを200%高める仕事の捉え方

こんにちは。森山です。

今日は

働き方・仕事の選び方とワークライフバランスについての再考、そしてゴールのバランス設計とikigaiを高める方法

について見ていきます。

働き方について考えるとき、よく使われる言葉にワークライフバランスがあります。

仕事と生活の調和と訳されますが、まずは一緒にワークライフバランスという言葉を深掘りするところから見ていきましょう。

Well-beingとゴール設定を考える|ワークライフバランス

仕事と生活のバランスをとる。働きすぎず、暮らしも大切にする。家族との時間や、自分の健康を守る。

もちろん、それはとても大切なことです。長時間労働や自己犠牲が当たり前になってしまえば、人は少しずつ、自分の感覚を失っていきます。誰かのために頑張っているはずなのに、自分自身がすり減っていく。そんな働き方は、どこかで見直される必要があります。

ワークライフバランスという言葉が誤解を生み出す?

けれども、ワークライフバランスという言葉には、少しだけ気をつけたいところもあります。

それは、仕事と生活を、まるで別々のもののように切り分けてしまうことです。

仕事は負担。生活は回復。仕事は我慢。人生はその外側にあるもの。

本来そういう意味はないのかもしれませんが、もしこのように考えてしまうと、仕事は人生を圧迫するものになり、人生は仕事から守るべきものになります。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

人生全体を考える|幸せで豊かさに溢れることが大事

私たちは、人生の多くの時間を働くことに使います。誰かと関わり、自分の力を使い、価値を届け、対価をいただき、社会の中で役割を果たしていく。その時間が、ただ生活費を得るためだけのものになってしまうとしたら、少しもったいない気がします。

仕事もまた、人生の一部です。

むしろ、仕事とは、自分の内側にある願いや関心、経験や専門性を、誰かの役に立つかたちへと変えていく営みなのだと思います。

ワークライフバランスの限界

ワークライフバランスの考え方は、仕事に偏りすぎた暮らしを見直す上で、大きな意味を持ってきました。

働きすぎないこと。休むこと。家庭やプライベートの時間を確保すること。これらは、現代の働き方を考える上で欠かせない視点です。

仕事と生活を天秤にかけるように考える?

ただし、仕事と生活を天秤にかけるように考えすぎると、どちらかを増やせば、どちらかが減るという発想になりやすくなります。

仕事を頑張ると、生活が犠牲になる。
生活を大切にすると、仕事で成果を出せない。

そんなふうに、仕事と生活が対立するものとして見えてしまうのです。

人生という大きな営みの中で仕事、働くことが持つ意味は?

でも本来、仕事も生活も、人生という大きな営みの中にあります。

仕事の中に、学びがあります。人との出会いがあります。貢献があります。成長があります。自分の力を試し、磨き、社会とつながる機会があります。

一方で、生活の中にも、責任があります。葛藤があります。家事、育児、介護、地域との関係、人間関係の悩みがあります。生活は、ただ癒されるだけの場所ではありません。

つまり、仕事は苦しいもの、生活は心地よいものと単純に分けることはできません。

だからこそ、これからの働き方を考えるときには、仕事と生活の量を調整するだけでは足りません。人生全体の中で、自分は何を大切にして生きたいのか。その視点から、仕事のあり方を考えていく必要があります。

人生全体の豊かさを考えるアプローチ

そこで大切になるのが、人生全体で豊かさを考え、「やりたいことをやる」という姿勢を徹底するアプローチです。

このアプローチでは、仕事、家庭、健康、学び、人間関係、地域、遊び、社会参加などをバラバラに切り分けず、その人の人生全体として捉える考え方です。

なぜ人生全体で考えることが大事なの?

どうしてこのような考え方をするのかというと、そもそも「1人の人間」としての私たちは、「仕事」「プライベート」のようにきっぱり線を引くことってできないからです。

例えば、仕事だけが楽しくて、全てがうまくいっていても、風邪をひいたり心身が疲れ切っていれば、「休みたい」と思いますよね?

家庭だけを大切にしていても、自分の力を社会に活かす機会がなければ、どこかで物足りなさを感じるかもしれません。

あなたに十分すぎるほどの収入があっても、誰の役に立っているのかわからなければ、働きがいは薄れていきます。反対に、社会貢献の思いが強くても、経済的な土台が不安定であれば、活動を続けることは難しくなります。

人生は複雑な要素が絡み合って成立している

人生は、ひとつの要素だけで成り立っているわけではありません。

  • 健康があるから、働ける。
  • 学びがあるから、価値を届けられる。
  • 家族や仲間との関係があるから、挑戦を続けられる。
  • 収入があるから、暮らしと活動を守れる。
  • 社会とのつながりがあるから、自分の仕事に意味を感じられる。

それぞれは、別々のものではなく、互いに影響し合っています。

仕事を整えることは、人生を整えることでもあります。人生を整えることは、仕事の質を高めることにもつながります。

この相互作用に目を向けることが、人生の各方面にゴールを設定し、全体としての豊かさを狙うアプローチの大切な視点です。

Well-beingは働きがい、ikigaiの土台になる

では「ワークライフバランス」と「人生全体の豊かさを考えるアプローチ」について見ていった後は、Well-beingについて見ていきますね。

Well-beingとは、単に幸せな気分でいることではありません。

自分の心と身体が整っていること。人との関係性の中で安心できること。自分の力を発揮できること。社会とのつながりを感じられること。未来に向かって、自分なりの意味を持って歩めること。

そうした複数の要素が、ゆるやかに支え合っている状態と考えることができます。

働き方を考えるとき「お金」にとらわれて健康や関係性を犠牲に?

働き方を考えることは、収入の得方だけを考えることではありません。

自分のWell-beingをどう守り、育てるのか。そして、周囲の人のWell-beingにどう貢献していくのかを考えることでもあります。

ここで大切なのは、自分を犠牲にしないことです。

誰かの役に立ちたい。社会に貢献したい。困っている人を支えたい。そうした思いは、とても尊いものです。

けれども、自分の心身を削り続けながら、長く誰かを支え続けることは難しいものです。自分の暮らしが不安定なままでは、やさしさも、挑戦も、継続しにくくなりますからね…。

Well-beingはゴールであると同時に「土台」でもある

だからこそ、Well-beingはゴールであると同時に、土台でもあります。

  • 健やかに働くこと。
  • 安心して暮らせること。
  • 学び続けられること。
  • 人とつながれること。
  • 経済的な基盤を持つこと。
  • 社会に価値を届けられること。

これらを別々に考えるのではなく、人生全体の土台として整えていく。その上に、働きがいや生きがいが育っていきます。

多方面にゴールを持つということ|99%が未実践!?

仕事をこれから創造していく人にとって大切なのは、人生全体の中に複数のゴールを持つことです。

仕事で成果を出したい。家族との時間を大切にしたい。健康でいたい。地域に関わりたい。学び続けたい。仲間と何かを育てたい。次の世代によりよいものを手渡したい。

こうした願いは、どれか一つを選び、他を捨てるものではないはずですよね?

限られたリソースを「やりたいこと」「できること」に集約する

もちろん、現実には時間も体力もお金も限られています。すべてを同時に完璧に満たすことはできません。

けれども、複数のゴールを持つことで、私たちは人生をより豊かに捉えることができます。

ゴールが一つしかない→危険!要注意です

仕事だけをゴールにすると、成果が出ない時に自分の価値まで揺らいでしまいます。家庭だけをゴールにすると、外の世界で自分の力を試す機会を失うこともあります。お金だけをゴールにすると、何のために働いているのかが見えにくくなります。社会貢献だけをゴールにすると、自分の暮らしを後回しにしてしまうことがあります。

多方面にゴールを持つことは、人生を散らかすことではありません。

むしろ、人生を一つの大きな営みとして捉え、それぞれの要素が響き合うように整えていくための視点です。

コーチングでは最低でも8つのゴールを設定することを推奨

コーチングでは、少なくとも8つ以上はゴールを設定することが推奨されます。

  • 仕事のゴール。
  • 家族のゴール。
  • 健康のゴール。
  • 仲間・関係性のゴール。
  • 学びのゴール。
  • 地域貢献のゴール
  • 社会貢献のゴール。
  • 自分自身の成長のゴール。

それらがつながり始めたとき、働くことは、単なる収入獲得ではなくなります。人生全体を育てるための、大切な営みになっていきます。

抽象度を高めると仕事の意味が変わる

多方面にゴールを持つとき、もう一つ大切になるのが、抽象度を高めることです。

この「抽象度」は重要な概念ですので、少し深掘りをして見ていきますね。

抽象度を高めるってどういうこと?

抽象度を高めるとは、

目の前の出来事や個別の欲求だけにとらわれず、より大きな意味や目的から物事を見つめること

です。

たとえば、収入を増やしたいという願いがあります。

それをただ、自分がもっとお金を得たいという地点だけで考えることもできます。でも、少し抽象度を上げてみると、別の見え方が出てきます。

安定した収入があれば、自分の心に余白が生まれる。余白があれば、家族にやさしくできる。学びに投資できる。地域の活動を支えられる。誰かの挑戦を応援できる。よりよいサービスを継続して届けられる。

お金を稼ぐことの意味は?自己中心的?社会のため?

このように、お金を稼ぐことも、自分だけの欲望ではなく、人生全体の循環や、他者への貢献とつながっていきます。

仕事で成果を出すことも同じです。

ただ評価されたい。認められたい。売上を上げたい。そうした気持ちだけで見ると、仕事は競争や不安の場になりやすいものです。

けれども、抽象度を高めると、成果の意味が変わります。

自分の成果が、誰かの安心につながる。
自分の成長が、チームの力になる。
自分の発信が、誰かの一歩を後押しする。
自分の事業が、地域や社会に新しい選択肢を生む。

そう見えてくると、仕事は自分だけのものではなくなります。

自分のために働くことと、誰かのために働くことが、少しずつ重なっていきます。

利他性≒自分を犠牲にすること|勘違いしないこと

次に見ていくのは「利他性」という概念です。

利他性という言葉を聞くと、自分を後回しにして、誰かのために尽くすことをイメージする人もいるかもしれません。

けれども、本来の利他性は、自分を消すことではありません。

自分を大切にすることと、誰かを大切にすることを、対立させないことと捉えた方がしっくりくるかもしれませんね。

あなたが健やかで、目の前の人が健やかで、社会全体が健やか

自分が健やかであるからこそ、人にやさしくできる。自分の力を磨くからこそ、誰かに価値を届けられる。自分の暮らしが整うからこそ、社会に関わる余白が生まれる。自分の仕事が育つからこそ、地域や仲間に還元できる。

利他性は、自己犠牲ではなく、循環です。

自分の内側にある力を育て、それを誰かの役に立つかたちに変えていく。そして、誰かとの関わりの中で、自分自身もまた育てられていく。

この循環が生まれたとき、働き方は大きく変わります。

働くことも稼ぐことも、学ぶことも関わることも

私たちの人生の中で、

  • 働くことが、ただ疲れるものではなくなる。
  • 稼ぐことが、ただ自分のためだけではなくなる。
  • 学ぶことが、ただ知識を増やすだけではなくなる。
  • 人と関わることが、ただ気を使うだけではなくなる。

このように、すべてが、人生全体の豊かさにつながっていきます。

働きがいと生きがいが重なる場所

ではここまでいろんな内容について触れてきましたが、次に「働きがい」と「生きがい」についても見ていきますね。

働きがいと生きがいを感じているか?

働きがいとは、自分の力が誰かの役に立っているという実感です。

生きがいとは、自分の人生が何か大切なものとつながっているという感覚です。

この二つが重なったとき、仕事はただの労働ではなくなります。

自分の人生を育てながら、誰かの人生にも灯をともす営みになります。

理想通りにいかないことを受け止めて「力」に変える

もちろん、すべての仕事が最初から理想通りになるわけではありません。現実には、面倒なこともあります。思うようにいかないこともあります。収入や時間、人間関係の課題もあります。

それでも、自分は何を大切にしたいのか。誰に、どんな価値を届けたいのか。どんな暮らしを守りたいのか。どんな社会の一部でありたいのか。

そのような「ゴール」と「問い」を持ち続けることで、仕事の意味は少しずつ変わっていき、ゴールと現状のギャップを埋めるための力強さが生まれます。

仕事を人生の外側に追いやるのではなく、人生全体の中に置き直す。

そのとき、働きがいと生きがいは、別々のものではなくなります。

仕事を創造する時代に必要な問い

これからの時代、与えられた仕事をこなすだけではなく、自分で仕事を創造していく力がますます大切になる。

私はそう考えています。

想像力&創造力が求められる社会・時代

これから求められる想像力と創造力は、特別な起業家だけに必要な力ではなくなってくると私は考えています。

会社で働く人にも、地域で活動する人にも、子育てや介護をしながら何かを始めたい人にも、専門性を活かして新しい働き方を模索する人にも必要な力です。

  • 自分には何ができるのか。
  • 誰のどんな困りごとに応えたいのか。
  • どんな価値を届けたいのか。
  • どんな暮らしを守りたいのか。
  • どんな社会の一部でありたいのか。

こうした「ゴール」からの「問い」を持つことから、仕事づくりは始まります。

仕事を創造するなら「小さく始めて」「コツコツ育てる」

仕事を創造するとは、無理に大きなことを始めることではありません。自分の経験や専門性、関心や違和感を見つめ、誰かに届けられる価値として形にしていくことです。

  • 小さな相談。
  • 小さな講座。
  • 小さな場づくり。
  • 小さな発信。
  • 小さな商品やサービス。

その一つひとつが、自分の人生と社会との接点になると私は考えています。

まとめ|人生全体が響き合う働き方へ

ここまで、いろんな内容について整理してきましたが、「ワークライフバランス」は、仕事に飲み込まれないために大切な視点です。

けれども、その先には、仕事と生活を分けるだけではなく、人生全体をひとつの営みとして見つめる視点があります。

仕事も、暮らしも、学びも、家族も、地域も、健康も、社会への貢献も。

それぞれを奪い合うものとしてではなく、響き合うものとして整えていく。

その中で、自分のWell-beingを土台にしながら、他者のWell-beingにも貢献していく。

それが、これからの働き方を考える上で、とても大切な視点だと思います。

仕事は、人生の外側にあるものではありません。

自分の人生をどう生きたいのか。
誰と、どんな未来を育てたいのか。
自分の力を、どんな価値として社会に届けたいのか。

その問いの中に、これからの働きがいと生きがいの種があります。

多方面にゴールを持ち、それらをバラバラにせず、抽象度を高めてつなげていく。

その先に、仕事と暮らしが対立するのではなく、相乗効果を生み出しながら、ikigaiを高めていく働き方が見えてくるのだと思います。

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